失敗しないカラ割り術

DIY製作

【初心者必見】テールやヘッドライトのカラ割りってどうやるの?失敗しないカラ割り術!

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LED加工をやってみたいと思ったら絶対にさけては通れないのが「カラ割り作業」ですよね。

ネットなどでよく見かけるのが、

・熱湯に入れて温めてカラ割り
・グラインダーやルーターで接合部分をカットする
・マイナスドライバーを叩き込む!

などなどいろんな意見をみかけますが、上記の方法でカラ割りをおこなうと高い確率で失敗することになってしまいます。

「いやいや、でも上記の方法で制作できたって記事もあるよ?」

確かにうまくいくこともあるでしょう。でも、仕上がりが確実に汚くなってしまうとしたら、 それでも成功と言えるでしょうか?

せっかくこだわってドレスアップした愛車に装着するテールであれば、 見た目はできれば綺麗に仕上げたいですよね? そこで、今回は「失敗しないカラ割り術!」をご紹介したいと思います。

カラ割りの方法がよくわからない初心者の方は必見です^^

レンズとボディの接合方法をまずは確かめる

今回は「テールをカラ割りする場合どうするか?」という場合を例としてご説明しますね。

まず最初に確認するべきポイントですが、テールのボディとレンズの接合方法を確認しなければいけません。

テールの接合方法は一般的に3パターンしかありません。

パターン1・・・ブチルで接着されているパターン。この場合は暖めることによりカラ割りが可能。

パターン2・・・超音波溶着でレンズとボディの合わせ目部分が溶けて接合されているパターン。この溶着パターンの場合は暖めて殻割りするのは不可能です。「グラインダーやルーターでカットする」「マイナスドライバーで接合部分を叩いてはがしていく」というやり方を説明している方の多くは、この溶着レンズを殻割りしようとしています。

パターン3・・・レンズとボディの間にパッキンが挟まって防水されているパターンです。最近の現行車ではほとんど見かけることがなくなってきました。

では次にどうやってその接合方法を確認するのか?というのをご説明します。

最初はよくわからないと思いますが、慣れてくるとテールを見ればすぐに判断できるようになってきます。

ブチルで接合されているユニットの見分け方は、裏面やサイド部分をみてツメがないかをまず確認しましょう。

ツメとは下記の画像の赤丸の付いている部分のことで、ボディ側にレンズ面のツメが引っかかる穴があり、レンズのツメが引っかかっているのが所々ユニットにあればそのレンズはブチルで接合されているということになります。
テールユニットのツメ

逆に言うとユニットのサイド部分や裏面をみてもツメらしきものが全くなければ、そのユニットは超音波溶着されているということになります。レンズとボディの合わせ目部分が溶けてくっついたようになっていると超音波溶着されていると思って間違いありません。
超音波溶着のテールレンズ

最後にパッキンが挟まっているレンズユニットですが、最近の現行車ではほんとに見かけなくなってしまったので画像が用意できなかったのですが、昔の軽トラなどがパッキンが付いているタイプです。キャリートラックやアクティトラックなどがありました。

このパッキンタイプが一番カラ割りが簡単で、表や裏にネジがありそれを外して何個か付いているツメの引っ掛かりを外してやるだけでレンズが外れます。

今までかなりの数のテールを加工してきましたが、この3パターン以外の接合方法はほぼ見たことがありませんので上記の3パターンしかないと思ってもらって大丈夫です。

で、接合方法が分かれば次はどうやってカラ割りするのか?ですよね。

ブチルタイプと溶着タイプの2つを個別にご説明します。

ブチルで接合されている場合のカラ割り方法

ブチルで接合されているテールを、そのまま暖めずにヘラなどを隙間に入れてコジッてしまうと確実にレンズが割れちゃいます・・・

なので、ブチルで接合されているテールの場合は、ブチルを暖めてレンズを取り外さなければいけません。

暖めて殻割りする方法は、お湯につけて暖めて殻割りするのと、ダンボールハウスに入れてヒートガンで熱してカラ割りする2種類があるのですが、お湯を使ってあたためるのはおすすめしません。

お湯につけてカラ割りしない方がいい2つの理由

理由その1 インナーのメッキや塗装を痛めるから
内部のメッキや塗装がお湯で剥げる可能性があります。インナーを塗装する場合はメッキが剥げてもまだなんとかなりますが、そのままメッキを残そうと思っている場合は絶対にやめたほうがいいです。インナーのメッキは手で触れる部分ではないため、非常にメッキが弱くなっていてすぐに傷がつくし剥げやすいです。

理由その2 経年劣化したテールはレンズクラックに注意!
最近の新しい車種はあまり関係ありませんが、年式の古い車両のテールレンズは太陽光や紫外線の影響でレンズ面がかなり劣化していることが多く、そのまま高温のお湯につけてしまうと細かなクラック(ヒビ)がレンズ全面に入って使い物にならなくなる可能性が高いです。

新品のユニットを使う場合や年式の新しい車種ならクラックは入らないかもしれませんが、お湯でやるのは効率もかなり悪いので避けたほうが無難です。

上記2つの理由からお湯を使ってのカラ割りはオススメできません。もちろん私もお湯を使ってのカラ割りは全くやっていません。

オススメはダンボールハウスを使用してのカラ割りです。

ダンボールを使ってカラ割りする場合に必要な道具は以下の物になります。

・大きめの段ボール箱
・ヒートガン(なければドライヤーでも代用はOK)
・ヘラ2~4本(幅が広いものがやりやすい)
・軍手

道具は簡単に揃えられるものばかりなのですぐに用意できると思います。ダンボールは近所のスーパーなどでもらってくればタダです。

できれば威力が高いヒートガンがオススメですが、カラ割り1回だけのためにわざわざ買いたくないって方は時間はかかりますがドライヤーでも代用は可能です。ただ、ヒートガンは1本持っていると何かと役に立つので、これから色々加工していくのであればこの機会に揃えるのもいいと思います。

最近は安いものも増えてきているので、予算をかけずに購入できます。

ヘラはできればプラスチックの幅が広いタイプを用意するのがいいです。幅が狭いものや金属製のヘラでもできないことはありませんが、ブチルがあまり暖まってない状態でこじるとレンズが割れる可能性が高いので、初心者はプラスチック製のヘラが安心です。

実際の作業手順としては、

  1. ダンボールにユニットを入れてブチルを暖める
  2. 暖まったらヘラを使ってボディに引っかかっているツメを外してレンズを引っ張る
  3. 全てのツメが外れたらレンズをボディから引っ張って外す 

コツとしては、一気にやろうとせず1ヶ所ずつツメを確実に外して焦らずにやるのがいいです。あと、あまり暖めすぎるとレンズが変形する可能性がありますので、ちょこちょこ様子を見ながらやるようにして下さい。

注意点

純正の配線や裏面にあるネジなどはダンボールに入れる前に全て取り外しているか念入りに確認してください。外し忘れ要注意!

特にネジはレンズを止めるために付いているものもあるので外しておかないと、どんなにあたためても外れず最悪レンズが割れますので必ずあったら外すようにして下さい。

超音波溶着されているレンズのカラ割り方法

溶着されているテールレンズはちょっと難易度が高くなります。溶かしてくっつけているため、あたためて取り外すことはもちろんできません。

ですので、溶着部分をカットする必要があります。

溶着されているレンズをカラ割りする場合は以下の道具が必要になります。

・超音波カッター
・マイナスドライバーか金属製のヘラ

超音波カッターを用意するのがちょっとハードルが高いです。金額が安くないから気軽に購入するわけにもいかないですよね。

ただ、テールやヘッドライト、小物類などをこれから先もいろいろDIYでLED加工して行くつもりであれば、早い段階で超音波カッターは購入した方がいいと思います。ショップなどにワンオフを頼む工賃などを考えると、購入しても十分元は取れますからね。

どうしても購入できない場合はハンドルーターなどでカットすることになりますが、仕上がりが超音波カッターでカットしたものと比べるとかなり汚くなると思います。

ちなみに、ルーターでカットすると削りカスがすごく出るので、室内ではなく外でやるのがいいですよ。部屋でやると大変なことになっちゃいます。

超音波カッターでカットする手順ですが、まずはテールをよく見てカットするルートを考えることが大事です。

あまりなにも考えずにカットしてしまうと仕上がりが汚くなっちゃいます。

気をつけるポイントは、

  1. できるだけ表から見えない部分をカットしていく
  2. 裏面をカットできる場合は優先して裏をカットする
  3. レンズに傷を入れないよう注意する

完成時にカット部分が丸見えだったり、カットした部分が汚かったりするとすごく目立つのでできるだけ綺麗に仕上がるように気をつけることが大事です。

まとめ

加工しようと思っているテールがブチルタイプか超音波溶着、またはパッキンタイプなのかが見分けられるようになると、次の作業にスムーズにいけますのでぜひ見分けられるようになりましょう。

ちなみに、最近の現行車のテールはほとんどが超音波溶着で接合してあります。

最近確認できたテールは30系アルファードにヴェルファイア、80系ノア、VOXY、エスクァイア、60系ハリアー、210系クラウンアスリート、ヴェゼル、アクア、CX5、Nワゴン、N-BOXカスタムなどは全て溶着タイプでした。

どうしても見てもわからないという方は問い合わせして頂ければ分かる範囲でお答えしますよ。

DIYで加工する人の参考になると嬉しいですね。

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